【2016年参院選】野党はなぜ勝てないのか?

 今回の参議院選挙(2016年7月)、改憲賛成派が3分の2議席を獲得した。

 しっかし。。。

 ほんと、野党は勝てないな。。。過半数を取れ、とまでは言わないけど、せめて、自民党の独走を抑えるぐらいは頑張ってほしかった。

 今回の選挙。。。

 自民は改憲論が信用できない、民進党は、金融財政政策全般が信用できない、という究極の選択だった。

 今回の選挙で、経済や社会保障に関してまともな議論してたのは、自民党だけという印象だ。
 一方の野党は全くだめだめで、政策もなければ、戦略もない。改憲阻止のそれ一色だった。

 だが、当然ながら、国民の多くの人にとって一番関心があるのは、経済政策と社会保障だ。経済政策に不安のある政党を国民が支持するわけがない。
 野党は本当に国民の生活考えているのだろうか。

 日本で二大政党制が根付かないのは、野党の側に護憲以外の理念が何もないからだろう。

 選挙前になると、野党の側に必ず次のことが起こる。

・泡沫政党がいっぱいできる
・政党名が変わる
・議員の鞍替えが大量に起こる(勝ち馬に乗ろうとして、離合集散が繰り返される)
・政策を議論しないで、イメージ刷新だけを図ろうとする
・与党を批判するだけで、代替案が出てこない
・予算的根拠のないバラ色の政策が大量に出てくる
・財政、金融、社会保障など、経済政策全般が何も議論されない(基本的に国民の生活に関心がない)
・外交問題に関して、すべて抽象的な理想論に終始している

 

そして、最後は「護憲」にすがる。

 これでは、はっきり言って、自民党に勝ってください、と言っているようなものだ。
 小選挙区制なのだから、野党が何の理念もなしに離合集散していれば、自民党に勝てないのは明らかだろう。

 ほんと、野党は毎回、勝手に自滅している。
 もう最近は、民進党の岡田は、自民党から派遣されたエージェントなんじゃないかって思えてきた。